仏教師殺害の実行犯、シリアのイスラム過激派と「接触」
このニュースをシェア
【10月22日 AFP】(更新)フランス・パリ郊外で、授業でイスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)の風刺画を見せていた教師のサミュエル・パティ(Samuel Paty)さんが斬首されて死亡した事件で、これに先立ち実行犯がシリアにいるロシア語話者のイスラム過激派と接触していたと、捜査に詳しい筋が22日、AFPに明らかにした。
実行犯は、ロシア・チェチェン(Chechnya)共和国出身のアブドゥラフ・アンゾロフ(Abdullakh Anzorov)容疑者(18)。警察に射殺された。
この情報筋がAFPに語ったところによると、アンゾロフ容疑者が接触したとされるシリアのイスラム過激派の身元はまだ判明していないという。
ただ現地紙パリジャン(Le Parisien)は、IPアドレスによる追跡で、この人物がシリア北西部イドリブ(Idlib)県にいると特定されたと伝えている。
事件をめぐっては、アンゾロフ容疑者によるパティさん特定に協力した生徒2人を含む7人に共犯容疑がかけられている。(c)AFP