【10月22日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は21日、グループA第1節が各地で行われ、王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はキングスレイ・コマン(Kingsley Coman)の2得点などでアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を4-0で下し、連覇に向けた初戦を白星で飾った。

 ポルトガル・リスボンで59日前に行われた昨季大会の決勝で、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)相手にヘディングで決勝点を奪ったコマンはこの日、無観客の本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)で先制点を挙げると2点目もお膳立てし、さらにはチームの4点目も奪った。

 コマンは「僕らは良いパフォーマンスを見せた。2ゴールはとてもうれしい」とコメントした。

「昨シーズンのファイナルで挙げた決勝点が良いモチベーションになっている。けれど今ではもう過去のことだし、今季も新しいゴールを決められている」

 レオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)のゴールと、コランタン・トリソ(Corentin Tolisso)の止めようのない強烈なミドルシュートで3-0とリードしたバイエルンは72分、コマンがアトレティコ守備陣を崩壊させ、駄目押しとなる4点目を奪った。

 2018-19シーズンの決勝トーナメント1回戦でリバプール(Liverpool FC)に敗れてから、同大会12連勝となったバイエルンのハンジ・フリック(Hansi Flick)監督は「勝利したことにとても満足している。特に守備面についてはね。ハードワークが報われた」と語った。

 アトレティコにとって今回の黒星は、0-4で敗れた約2年前のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦に並ぶ、ディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督の下での最大得点差での敗戦となった。(c)AFP