【10月22日 AFP】西アフリカ・ギニアでは今週、週末に行われた大統領選挙をめぐる騒乱が続いており、治安省によると21日までに警官1人を含む9人が死亡した。

 治安省の発表によると、18日の大統領選後、首都コナクリをはじめとする国内各地で銃撃や刺傷事件が発生。多数の負傷者や物的損害が出ている。

 大統領選では、3選を目指す現職アルファ・コンデ(Alpha Conde)氏(82)の出馬が反発を生み、投票前から大規模な抗議デモが発生。選挙翌日の19日には、最大野党のセル・ダーレン・ディアロ(Cellou Dalein Diallo)候補が、週内に予定されている公式開票結果を待たずに勝利を宣言したことで、緊張に拍車がかかった。

 野党の支持者らは選挙の公正性について大きな疑念を抱いているが、政府は選挙は公正に行われたと主張している。(c)AFP/Mouctar Bah