【10月22日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis)は、21日にローマ国際映画祭(Rome Film Festival)で初上映されたドキュメンタリーで、同性カップルの法的権利を認めるパートナーシップ制度「シビルユニオン」への支持を表明した。

 フランシスコ教皇は、エフゲニー・アフィネフスキー(Evgeny Afineevsky)監督作のドキュメンタリー「Francesco」の中で、「彼らは神の子であり、家族になる権利がある」とスペイン語で言明。「私たちが作らなければいけないのはシビルユニオンの法律だ。彼らは法的に保護される権利がある。私はそれを擁護してきた」と述べた。

 ただ、フランシスコ教皇はこれまで一貫して婚姻は男女間に限定されるべきだとし、同性婚には反対している。

 フランシスコ教皇は2013年の即位以降、それまでの教皇とは一線を画して同性愛者を容認する姿勢を表明。同性愛の是非を「判断するのは自分ではない」との発言が話題を呼んだほか、同性カップルを何度かバチカンに招待してきた。(c)AFP