【10月22日 AFP】ラグビーのブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)は21日、来年6月の南アフリカ遠征を前に日本代表と対戦すると発表した。

 来年6月26日にスコットランド・エディンバラにあるマレーフィールド(Murrayfield)で行われる一戦は、両チームの初対戦。ブリティッシュ&アイリッシュライオンズはその1週間後に、南ア遠征初戦を控えている。

 日本は昨年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のプール戦でロシア、アイルランド、サモア、スコットランドに全勝して準々決勝に進出し、最終的に優勝を飾った南アに屈した。

 ブリティッシュ&アイリッシュライオンズのウォーレン・ガトランド(Warren Gatland)ヘッドコーチ(HC)は「日本はW杯で素晴らしいラグビーを見せた。マレーフィールドにも、勝つという高いモチベーションを持ってやってくるだろう。日本はハイテンポでプレーする力のあるチーム。南ア遠征に向けて良いチャレンジになるし、試合に出る選手にとってはテストマッチに向けたアピールの機会になる」とコメントした。

 一方日本を率いるジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)HCは「来年、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズと対戦できることをとても楽しみにしている。選手たちにとって一生に一度の機会であり、私も待ちきれない」と語った。

 ブリティッシュ&アイリッシュライオンズは、イングランドとスコットランド、ウェールズ、アイルランドの選手で構成されるが、試合当日にはイングランド・プレミアシップの決勝が行われる予定で、ガトランドHCはフルメンバーを選出できないと考えられる。

 チケットは来月から発売される予定となっているが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)のため観客の入場が許可されるかどうかは不透明となっている。(c)AFP