【10月22日 Xinhua News】中国IT大手、騰訊控股(テンセント、Tencent)が提供するチャットアプリ「微信(ウィーチャット、WeChat)」と中国人民大学(Renmin University Of China)情報学院はこのほど、「2020ウィーチャット県域農村デジタル経済報告」を共同で発表した。これによると、中国の主要モバイル決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ、WeChat Pay)」の利用率は農村で78%、県城(県政府所在地)で83%に達し、いずれも都市の76%を上回った。中小都市や農村でのデジタル決済方式の普及が進んでいる。

 県域と農村の利用者によるウィーチャットペイ決済額は月平均で2650元(1元=約16円)で、うち湖南省(Hunan)やチベット自治区(Tibet Autonomous Region)、広東省(Guangdong)、雲南省(Yunnan)、貴州省(Guizhou)の利用者は水道光熱費の支払いでの利用が多い。医療サービス関連の利用では、診療予約や医療費の支払い、医療カードとのひも付けなどで使われている。(c)Xinhua News/AFPBB News