【10月21日 AFP】20MLBは20日、ワールドシリーズ(7回戦制)が開幕し、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)が8-3でタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)に先勝した。

 ドジャースは先発のクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)が見事な投球を披露すると、攻撃陣もムーキー・ベッツ(Mookie Betts)を中心に大量点を稼いでエース左腕を援護し、快勝を収めた。

 サイ・ヤング賞(Cy Young Award)を3回獲得し、将来の殿堂入りも有力視されるカーショウだが、ポストシーズンはなかなか結果が出ていないこともあって、毎年この時期は厳しい目を向けられる傾向がある。

 それでもこの日は、初回こそ先頭打者を安打で出して20球を要したが、全78球中53球のストライクを集め、6回を投げて被安打2、8奪三振、1四球、失点はソロ本塁打による1点のみと堅実な投球を見せた。

 カーショウは「最高だ。白星発進できたのは素晴らしい」「僕らにとってはそれが一番大きい。シリーズの初戦を取るのはいつだって重要だし、個人としても、ワールドシリーズで良い投球をして勝ちが付いたのがすごくうれしい。とにかくまたこういうチャンスが来たことに感謝している」とコメントした。

 ベッツはソロ本塁打の他にワールドシリーズの最多タイ記録となる1イニング2盗塁に成功し、1988年以来のシリーズ制覇を目指すチームに勢いをつけた。

 4勝3敗でアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)を退けたナ・リーグ優勝決定シリーズ最終戦で、決勝のソロ本塁打を打っているコディ・ベリンジャー(Cody Bellinger)も、レイズ先発のタイラー・グラスノー(Tyler Glasnow)から2点本塁打を放った。

 レイズはルーキー最多のポストシーズン7本塁打をマークしている新星ランディ・アロサレーナ(Randy Arozarena)が3打数無安打、1四球と抑え込まれた。(c)AFP/Rebecca BRYAN