【10月21日 AFP】サッカー元ブラジル代表のレジェンドであるペレ(Pele)氏が、80歳の誕生日を数日後に控えた20日、各種メディアへ動画を送り、精神状態も良好で幸せだと話した。

 23日に節目の80歳を迎えるペレ氏は「この年になっても頭はぼけていないし、健康を与えてくださった神に感謝している。頭は良くないが、ぼけてはいない」と冗談を飛ばし、「私が死んだときは、愛すべきサッカーのおかげで世界中で歓迎してもらったのと同じように、神が迎え入れてくださればうれしい」と続けた。

 W杯(World Cup)を3回(1958年、1962年、1970年)制し、史上最高のサッカー選手と言われるペレ氏だが、近年は健康問題に悩まされ、さまざまな病気で入退院を繰り返している。

 昨年もプロモーション活動で仏パリへ飛び、同国代表のスターであるキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)と共演した直後に腎臓の問題で入院。2014年には尿路感染症で集中治療室(ICU)に入った。股関節の問題にもたびたび悩まされ、歩行器を使う必要が出る中で、公の場へ姿を見せることも次第に少なくなっている。(c)AFP