【10月22日 Xinhua News】中国上海市交通管理部門が進めるスマート交通の新たな試みとして、市内の公共駐車場89万台分をカバーするアプリ「上海停車」がこのほど、試験運用を開始した。今月中には、第3回中国国際輸入博覧会(輸入博)の駐車予約機能も追加される。

「上海停車」には駐車ナビやパークアンドライド、ピークシフトシェアリング、駐車料金支払い、駐車予約、駐車場での充電サービスなどの項目がある。

 駐車ナビやパークアンドライドなどの項目では、目的地周辺の駐車場とその出入り口の位置、料金や利用可能時間に関する情報のほか、運転ルートや道路状況、駐車可能台数のリアルタイム更新などの情報を提供する。

 第三者のオンライン電子決済方式を通じて、区をまたいだ駐車料金の支払いを実現。まずは道路駐車場100カ所と公共駐車場100カ所のオンライン決済とクレジット決済をサポートする。

 上海市道路運輸管理局の戴敦偉(Dai Dunwei)副局長は、「上海停車」は情報技術を活用して駐車難問題を解消する積極的な試みで、駐車難の総合的な対策を推進し、駐車場の利便性向上に重要な技術的サポートを提供すると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News