【10月21日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は20日、グループF第1節が各地で行われ、チロ・インモービレ(Ciro Immobile)が元所属チームから得点したラツィオ(SS Lazio)が3-1でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に勝利し、13季ぶりとなるチャンピオンズリーグ本戦の試合を白星で飾った。

 観客を1000人入れた本拠地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で、ラツィオはインモービレが開始6分に先制点を奪うと、さらに相手のオウンゴールで2点目を追加。71分にはアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)に1点を返されたが、5分後にインモービレのパスからジャン・ダニエル・アクパ・アクプロ(Jean-Daniel Akpa Akpro)の得点で突き放した。

 昨季リーグ36得点を挙げ、セリエA得点王となったインモービレは「このクラブとユニホームをチャンピオンズリーグへ戻せて信じられない気分だ」とコメントした。

 前週末のサンプドリア(Sampdoria)戦で0-3の完敗を喫するなど、開幕からのリーグ戦4試合でわずか1勝と苦しいシーズンの立ち上がりとなっていたチームにとっては、今後に勢いのつく首位発進となった。

 インモービレも「この試合には別の意味合いもあったし、完璧な試合ができたことに満足している」「強敵で、難しい試合だったが、サンプドリア戦から精神的に立ち直り、欧州最高峰の舞台とリーグで存在感をアピールするためにも、こういう試合が必要だった」と話した。

 グループのもう1試合では、クラブ・ブルージュ(Club Brugge)が2-1でFCゼニト(FC Zenit)に勝利した。(c)AFP