【10月21日 AFP】仏風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)は20日、翌21日に発行する最新号の表紙を発表した。パリ郊外で中学校の教師が首を切断され死亡した事件を受け、「斬首された共和国」との見出しが付けられている。

 表紙には郵便局員、消防隊員、弁護士、看護師、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の生首が描かれ、「次は誰?」と書かれている。同紙は同号に掲載予定の論説で、「この殺人犯たちは民主主義そのものを斬首したがっている」と論じた。

 先週起きた事件では、授業でイスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)の風刺画を見せた教師のサミュエル・パティ(Samuel Paty)さんが首を切断されて殺害された。

 シャルリー・エブド紙は2015年、ムハンマドの風刺画を掲載したことを理由に本社が銃撃を受け、風刺漫画家を含む12人が死亡した。この事件の公判が始まった先月以降、フランスではムハンマド風刺画をめぐる報復目的での襲撃事件が今回を含め2件発生している。(c)AFP