【10月20日 People’s Daily】新型コロナウイルス感染症は過去100年間に発生した最も深刻な感染症だ。全世界でこれまでに、3500万人以上が感染し、死者は103万人を超えた。新型コロナの流行は前例のない衝撃を世界に与えた。新型コロナに対しては、皆が勇気を出し、努力する必要がある。というのも、人類は運命を共有しているからだ。

「今回のコロナ禍は、われわれが互いに結び付き、苦楽をともにする地球村で生活していることを浮き彫りにした。各国は緊密に結び付き、人類は運命を共有している」。中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は国連創設75周年にあたり、国連という最も重要な多国間の舞台で人類運命共同体を構築し、世界各国が世界的な課題に共同で対応するよう提唱した。中国の大国としての確固たる責任感は各方面から称賛された。

 どの道を通るかで運命が決まる。「世界はどこに向かうのか」という問題で間違えてはならない。中国は、一国主義には活路がないと忠告している。各国が共同で安全を維持し、世界の運命を掌握しなければならない。中国は再三、イデオロギー論争をやめ、文明の衝突という落とし穴に落ちないようにし、各国が選んだ発展モデルを相互に尊重しようと呼びかけている。

「いかなる国であれ、国際問題を一手に引き受け、他国の運命を決定する権力はない」「冷戦思考に依拠し、イデオロギーで線引きするのであれば、自国の問題も解決できず、人類が直面する共通の課題にも対応できない」「いかなる国も他国の困難から利益を得ようとしてはならない」。一連の明確な論述は、人類運命共同体を構築するには、何に反対しなければならないのかを明示している。

 中国は実際の行動で、人類衛生健康共同体や地球生命共同体、サイバー空間運命共同体、海洋運命共同体などの構築を推進しており、大きな感化力を備えている。

 平和と発展という時代のテーマは変わらない。平和、発展、協力、ウィンウィンという時代の潮流も逆転しない。各国は人民、歴史に恥じない選択をする必要がある。時代の潮流に順応し、人類運命共同体を積極的に構築してこそ、世界各国人民の幸せな生活へのあこがれを実現し、もっとすばらしい将来の世界をともに形成することができる。(c)People's Daily/AFPBB News