【10月24日 CGTN Japanese】天津港コンテナ埠頭(ふとう)北区バースで17日、最後のコンテナが中谷物流の貨物船「新海明」船に降ろされたことで、天津港の従来型のコンテナ埠頭に無人化改造が施されてから初の、全作業工程を通じての無人積み込み作業が実現しました。

 中国で、人が作業をしていた従来型の埠頭業務の全段階に自動化改造を施し、全作業工程での無人化を達成したのは、これが初めてです。

 天津港はコンテナの地上スマート解錠ステーションの自主研究開発の成果を生かして今年8月以降、車両の自動測位、機械腕のロックとアンロックの自動化を実現しました。同時に関連する科学研究機関と提携し、コンテナ作業業務の統合管理システムを構築して、ヤード管理、ガントリークレーンによる積み下ろし、コンテナのトラック輸送など各作業工程の統合管理を実現しました。

 現在のところ、天津港が従来型埠頭の各作業工程における無人化改造を完了して、システムの運行が安定した状態になれば、埠頭全体の作業効率は従来比で14.3%向上すると見込まれています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News