【10月19日 Xinhua News】中国は今年1月1日、長江生態系の保全と修復のため、流域の水生生物保護区332カ所で全面的な禁漁を実施した。2021年1月1日からは重要水域でも10年間の禁漁が始まる。

 長江では、違法漁業を取り締まるため、さまざまな機関が活動を行っている。三峡ダム(Three Gorges Dam)区域の重慶市(Chongqing)万州区では15日、区の人民法院(裁判所)が違法漁業で下した4件の判決に基づき、法執行機関が犯罪に使われた大量の漁業資材を処分した。漁師出身者からなる漁業保護団体も設立され、法執行機関と連携して電気ショック漁の取り締まりを実施している。取り締まり現場では増殖活動も行われ、多くの希少種類の稚魚が長江へ放流された。(c)Xinhua News/AFPBB News