【10月19日 AFP】2020-21アルペンスキーW杯は18日、オーストリア・ゼルデン(Soelden)で男子大回転第1戦が行われ、ノルウェーの新鋭ルカス・ブラーテン(Lucas Braathen)がW杯初勝利を挙げた。

 新型コロナウイルス対策として無観客で行われた男子開幕戦で、20歳のブラーテンはマルコ・オデルマット(Marco Odermatt、スイス)を0秒05差の2位に抑えて優勝した。同じくスイスのジノ・カビエツェル(Gino Caviezel)が3位に入った。

 優勝候補に挙げられていたアレクシス・パンテュロー(Alexis Pinturault、フランス)とヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen、ノルウェー)はそれぞれ4位と5位となり、昨季の総合王者アレクサンデル・オーモット・キルデ(Aleksander Aamodt Kilde、ノルウェー)は1本目を完走できなかった。

 前日に行われた女子大回転第1戦では、イタリアのマルタ・バッシーノ(Marta Bassino)が同胞のフェデリカ・ブリニョネ(Federica Brignone)を0秒14差で抑えて優勝。1本目で10位だったペトラ・ブルホバ(Petra Vlhova、スロバキア)が難しい状況の中で2本目に自信あふれる走りを見せ、1秒13差の3位に入った。

 昨シーズンの大半を欠場した3度の総合優勝を誇るミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)は、背中のけがのため開幕戦には出場しなかった。(c)AFP