【10月17日 Xinhua News】中国国務院新聞(報道)弁公室が15日にチベット自治区(Tibet Autonomous Region)ラサ市(Lhasa)で開いた記者会見で、同自治区が絶対的貧困をなくす歴史的快挙を達成したことが明らかになった。

 中国共産党チベット自治区委員会の呉英傑(Wu Yingjie)書記は会見で、同自治区で昨年末までに62万8千人が貧困を脱却し、74県が貧困リストから外れたと発表した。

 呉氏によると、同自治区の貧困人口の平均年収は2015年の1499元(1元=約16円)から19年には9328元に増加。自治区では今年に入り、絶対的貧困問題への取り組みから、貧困脱却支援の成果を強固にすることに重点を移していた。

 呉氏はまた、同自治区の絶対的貧困をなくす上で、貧困脱却支援プロジェクトや転居などの措置が有効だったと説明。16年以降、2900件以上の貧困脱却支援プロジェクトに累計398億9千万元が投じられ、23万8千人以上が貧困から脱却し、84万人以上が恩恵を受けたと述べた。

 チベット自治区政府は、厳しい自然環境下で暮らす貧困人口を、生産資源が比較的豊富でインフラが整備された地域に移住させることに注力してきた。これまでに移住地965カ所の建設が完了し、26万6千人が新しい住居で暮らしている。呉氏は移住計画について「全て自発的に行われている」と語った。

 同自治区の貧困対策に対する第三者評価によると、同自治区住民の満足度は99%以上となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News