【10月16日 AFP】(更新)フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)元大統領が2007年、大統領選挙運動にリビアからの不正資金を使用した問題で、同元大統領に対する予審開始が決定した。フランス金融検察局(PNF)が16日、AFPに明らかにした。

 同局によると、サルコジ元大統領に対する「共同謀議への関与」での予審開始が決まったのは12日だという。

 検察は、大統領選を控えた元大統領とその陣営が、リビアの独裁者だった故ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐から巨額を受け取ったとみている。

 元大統領は2018年にも、収賄や違法な選挙資金調達などの罪で訴追されているが、あらゆる不正行為を否定。

 16日には自身のフェイスブック(Facebook)で、今回の予審開始により「微々たる証拠すらないのに、またも潔白が汚された」と訴えた。(c)AFP