【10月17日 Xinhua News】中国インターネット検索大手、百度(バイドゥ、Baidu)はこのほど、自動運転タクシーサービス「Apollo Go」を北京市で開始したと発表した。利用者は百度の地図サービス「百度地図」と「Apollo Go」アプリを通じ、試乗予約できる。北京市は、自動運転タクシー(ロボタクシー)サービスが一般化される都市としては、湖南省(Hunan)長沙市(Changsha)、河北省(Hebei)滄州市(Cangzhou)に次いで3番目となる。百度は今後、さらに多くの都市に「Apollo Go」を導入する計画を打ち出している。

 北京市は国内で自動運転の道路テストを最も早く開放、規範化した地域で、自動運転産業の成長ペースが最も早く、裾野産業が最も整備された都市となっている。同市は2019年、テストライセンス数、テスト実施者数、車種数、テスト場面の多様性、テスト管理基準がいずれも全国トップとなった。同市は開放性を堅持しつつ、国内で安全性に対する要求と基準が最も厳しい有人テスト政策を整備し、自動運転車の安全性と信頼性を保障している。

 世界最大の自動運転技術開発プラットフォームである百度の「Apollo」は、自動運転、路車協調システム(IVICS)、インテリジェント・コネクテッドカー(ICV)の三大オープンプラットフォームを形成。華西証券の研究リポートによると、百度は世界トップの人工知能(AI)プラットフォーム企業として、AIとクラウド分野に引き続き注力しており、自動運転ライセンス数とスマートスピーカー出荷台数が中国でトップレベルにある。(c)Xinhua News/AFPBB News