【10月16日 AFP】20MLBは15日、プレーオフのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、マーセル・オズナ(Marcell Ozuna)が本塁打2本を記録したアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)が10-2でロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)に大勝し、シリーズ戦績3勝1敗とリードしてワールドシリーズ進出まであと1勝に迫った。

 米テキサス州アーリントン(Arlington)の球場に風が吹き荒れる中、ブレーブスは新人投手のブライス・ウィルソン(Bryse Wilson)がプレーオフ初先発を果たし、通算3度のサイ・ヤング賞(Cy Young Award)に輝くドジャースの先発クレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)に投げ勝った。

 22歳のウィルソンは、この日6イニングを投げて失点はエドウィン・リオス(Edwin Rios)に本塁打を許した3回の1点だけで、1安打、5奪三振、1与四球の好投。対するカーショウは、7安打、4失点を許し、6回にオズナに適時二塁打を打たれたところで降板した。

 6回のブレーブスは、ロナルド・アクーニャJr.(Ronald Acuna Jr.)が内野安打で出塁すると、ドジャースのエンリケ・ヘルナンデス(Enrique Hernandez)の送球エラーで二塁に進塁した。

 続くフレディ・フリーマン(Freddie Freeman)が二塁打を放ってアクーニャが生還。4回にカーショウから一発を打っていたオズナも二塁打で1点を追加して3-1とリードを広げ、ドジャースのエースをマウンドから引きずり降ろした。

 さらにダンズビー・スワンソン(Dansby Swanson)がドジャースの救援投手ブラスダー・グラテロル(Brusdar Graterol)から二塁打を放って2点を追加すると、オースティン・ライリー(Austin Riley)の単打でスワンソンが本塁を踏んだ。

 ここでドジャースは、ビクトル・ゴンサレス(Victor Gonzalez)が継投したが、クリスチャン・パチェ(Cristian Pache)に単打を打たれてライリーの生還を許した。

 ブレーブスはこの回だけで打者11を打席に送り、7-1と大きくリードを広げた。前日にドジャースが初回に記録した11点には及ばなかったが、1999年以来のワールドシリーズ進出に王手をかけるには十分だった。(c)AFP