【10月16日 AFP】20MLBは15日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、王手をかけられ後がないヒューストン・アストロズ(Houston Astros)は、9回裏にカルロス・コレア(Carlos Correa)がサヨナラ本塁打を放ってタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)に4-3で勝利。2夜連続で敗退の危機を切り抜けたアストロズは戦績を2勝3敗とし、シリーズの行方を6戦目に持ち込んだ。

 ジョージ・スプリンガー(George Springer)の初回先頭打者アーチで先制したアストロズは、3回にレイズのブランドン・ロウ(Brandon Lowe)に右翼スタンドへ同点ソロを許した。

 その裏にマイケル・ブラントリー(Michael Brantley)の適時打で2点を挙げ、少しの余裕が生まれたアストロズだったが、5回にランディ・アロサレーナ(Randy Arozarena)に今ポストシーズン6本目となるソロアーチを浴びた。

 その後、崔志万(チェ・ジマン、Ji-Man Choi)のソロ本塁打で8回に3-3と追いついたレイズだったが、9回は流れに乗ることができず、その裏にコレアの決勝打を許した。

 カウント1-1の場面で、救援投手ニック・アンダーソン(Nick Anderson)の直球を中堅スタンドにはじき返したコレアのアーチは、アストロズにとって奇跡的な勝ち上がりの望みをつなぐ一発となった。

 コレアは「打った瞬間に入ったと分かった」と振り返った。

 7回戦制のプレーオフで0勝3敗からひっくり返したのは、過去38回中、2004年のア・リーグ優勝決定シリーズでニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)を破ったボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)しかいない。(c)AFP