【10月15日 時事通信社】内戦下のイエメンで15日、対立を続けるハディ暫定政権と反政府武装組織フーシ派が合意した捕虜1081人の交換が始まった。赤十字国際委員会(ICRC)の調整の下で16日まで続けられる。AFP通信によると、イエメン内戦が本格化した後の捕虜交換としては最多規模となる。

 今回の捕虜交換は、国連の仲介で9月にスイスで行われた協議で決まった。暫定政権が681人、フーシ派が400人を釈放する。グリフィス国連特使は15日の声明で「平和的な対話が成果をもたらすことを示した」と歓迎したが、内戦終結に向けた双方の信頼醸成と和平協議の再開につながるかは不透明だ。

 暫定政権とフーシ派は2018年12月、スウェーデンで開かれた和平協議で捕虜交換に合意。約1万5000人規模とされるが、双方の根深い対立で合意履行は遅れている。(c)時事通信社