仏警察、保健相の家宅捜索 新型コロナ対応を捜査
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【10月15日 AFP】(更新)フランス警察当局は15日、新型コロナウイルスに対する政府の対応をめぐる捜査の一環で、オリビエ・ベラン(Olivier Veran)保健相の自宅と事務所の捜索を行った。
同国では、同ウイルス感染症患者らが、当局による感染拡大阻止の遅れをめぐって申し立てを行っている。
在任中の閣僚の犯罪を裁く共和国法院が捜査に着手しており、ベラン氏とジャン・カステックス(Jean Castex)首相、さらにエドゥアール・フィリップ(Edouard Philippe)前首相、ベラン氏の前任者であるアニエス・ビュザン(Agnes Buzyn)前保健相も対象となっている。
政府に対しては、同ウイルス検査の大規模な実施の遅れに加え、感染拡大が始まった当初、マスクの数が不足し、医療従事者向けに確保されていた際に、マスク着用の重要性を強調していなかったとして批判が向けられている。(c)AFP