【10月15日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2020)は14日、第11ステージ(ポルトサンテルピディオからリミニ、182キロメートル)が行われ、グルパマ・FDJ(Groupama-FDJ)のアルノー・デマール(Arnaud Demare、フランス)が今大会4勝目を挙げた。

 ゴール前の集団スプリントを僅差で制したデマールは、前日の第10ステージを制したボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)を2位に、ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のアルバロ・ホッジ(Alvaro Jose Hodeg、コロンビア)を3位に抑えた。

 これが今シーズンの14勝目となり、キャリア通算の勝利数を75に伸ばしたデマールは「ジロに来たときは、4勝を挙げられるなんて思っていなかった。チームメートに脱帽だよ!」とコメントした。

 今大会に入って四つの集団スプリントを全て制しているデマールは、ポイント賞の順位でもサガンを上回って首位に立った。

 29歳のデマールは「これが4勝目で、ゴール区間に入ったときは理想的な位置につけていなかったが、今回のジロで初めて完璧なスプリントができた」と続けた。

 区間優勝を果たしたデマールだが、総合順位では首位につけるクイックステップのジョアン・アルメイダ(Joao Almeida、ポルトガル)と約2時間差の122位に沈んでいる。そのアルメイダは先頭集団でフィニッシュし、チーム・サンウェブ(Team Sunweb)の2位ウィルコ・ケルダーマン(Wilco Kelderman、オランダ)との差を34秒のままとした。(c)AFP