【10月15日 時事通信社】タイ政府は15日未明、若者らによる反政府運動が続いているバンコクで、5人以上の集会を禁じる措置を取ると発表した。これを受け、首相府前で泊まり込みで抗議行動を行っていたデモ隊を警察は強制排除し、活動の中心を担う弁護士や学生指導者ら20人以上を逮捕した。

 プラユット首相の退陣や憲法改正、王室改革を求め、14日にバンコクの民主記念塔前から行進したデモ隊は、夜になってもそのまま首相府周辺にとどまっていた。

 政府は「複数の勢力が市民を扇動し、バンコクで違法なデモを行った」と非難。「国家の安全が脅かされ、緊急措置が必要となった」と説明した。5人以上の集会のほか、「国の安全に影響を及ぼす報道」も禁止される。

 学生側は「デモは民主主義体制で認められた基本的な権利だ」と活動家らの逮捕に反発。政府の緊急措置は「民主化を妨害するのが目的だ」と批判した。(c)時事通信社