【10月14日 時事通信社】中国の習近平国家主席(中央軍事委員会主席)は13日に行った海軍陸戦隊(海兵隊)の視察で、現在策定中の第14次5カ年計画(2021~25年)による戦力向上を訴えた。上陸作戦を担う陸戦隊は、台湾や沖縄県・尖閣諸島などへの侵攻を想定するだけでなく、世界各地への展開も目指し規模を拡大した。だが、実力は「初歩段階」にとどまっており、習氏は早期の質的転換を求めた形だ。

 陸戦隊は17年に組織改編が行われ、2個旅団(約1万人)から約3倍に増員したとみられている。改編前は、南シナ海を管轄する南海艦隊の下に置かれていたが、独立した指揮系統を持つ組織に移行した。

 14日付の中国人民解放軍機関紙・解放軍報によると、習氏は13日の視察で、組織改編の成果に対し「十分な肯定的評価」を与えたという。一方で、習氏は「(第14次5カ年計画で)現状を踏まえ長期的な視点で、突出した矛盾と現実的な要求を解決しないといけない」とも述べた。(c)時事通信社