【10月14日 Xinhua News】パレスチナの慈善団体「ギブ・パレスチナ協会」は12日、中国の資金援助による太陽光パネルをガザ地区の小児病院に設置することについて、ガザ保健省とプロジェクト協定を締結した。

 同協会のアブシャハラ会長は「太陽光パネルの容量は30メガワット。全診療科で必要な電力の9割を賄える」と指摘。太陽光発電装置の導入計画に中国が資金を援助するのは同地区が深刻な電力不足に見舞われて以降、今回が5回目になると述べ、中国の支援に感謝の意を示した。パネルの設置工事は5カ月以内に開始されるという。

 同保健省の病院行政担当者は、電力不足が病気の子どもたち、特に集中治療室にいる子どもたちに影響を与えていると指摘。今回のプロジェクトはこの問題を解消する重要な取り組みになると語った。(c)Xinhua News/AFPBB News