【10月14日 AFP】20MLBは13日、プレーオフのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)が8-7でロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)を振り切り、シリーズ戦績を2勝0敗とした。

 ブレーブスを率いるブライアン・スニッカー(Brian Snitker)監督は試合後、「良い野球ができている。見ての通り、爆発力がある」「相手は非常に強力だから、大きくリードしていても安心できなかった」「良い試合に勝てた。みんなが一つになっている」と話した。

 1999年以来のワールドシリーズ進出を目指すブレーブスは、試合直前に背中のけいれんでクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)が先発を回避したドジャースから先手を奪った。

 ドジャースは代役を務めた新人トニー・ゴンソリン(Tony Gonsolin)が最初の9人を完璧に切って取る盤石のスタートを切ったが、四回に先頭のロナルド・アクーニャJr.(Ronald Acuna Jr.)を歩かせると、続くフレディ・フリーマン(Freddie Freeman)にスライダーを右翼スタンドに運ばれた。

 さらにブレーブスは五回、フリーマンが適時打を放つなどして4点を追加。その後7-0とリードを広げたブレーブスは、七回にコーリー・シーガー(Corey Seager)に3点本塁打を許したが、九回にはオジー・アルビーズ(Ozzie Albies)に一発が生まれて8-3とし、勝負を決めたかと思われた。

 しかしドジャースは九回、マックス・マンシー(Max Muncy)がジョシュ・トムリン(Josh Tomlin)から2点本塁打を放って見せ場を演出。コディ・ベリンジャー(Cody Bellinger)にも適時三塁打が飛び出して1点差に迫ったが、最後はブレーブスの守護神マーク・マランソン(Mark Melancon)がジャスティン・ターナー(Justin Turner)を内野ゴロに仕留め、勝利を飾った。

 このシリーズの勝者は、ワールドシリーズでタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)とヒューストン・アストロズ(Houston Astros)の勝者と対戦する。

 同日に行われたア・リーグの優勝決定シリーズでは、レイズがアストロズを5-2で下し、球団史上2回目のワールドシリーズ進出に王手をかけている。(c)AFP