【10月14日 AFP】カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は中国との国交50周年を迎えた13日の会見で、中国政府の「強制外交」や香港での弾圧、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)におけるイスラム教徒の拘束は、中国と世界にとって非生産的だと批判した。

 トルドー氏は、「わが国は中国の強制外交的な手法や、2人のカナダ国民および世界の他の国々の市民に対する恣意(しい)的拘束が成功戦術であると彼ら(中国当局)に思わせないよう同盟国と協力し、これからも全面的に取り組んでいく」と記者会見で語り、カナダは香港、そして新疆ウイグル自治区といった場所での人権保護について懸念しているとも述べた。

 さらに、「内政問題および国際情勢に対する中国の姿勢が、中国自身、そしてわれわれ全員にとって特に生産的な道ではないことを中国に理解させるため、世界の志を同じくする国々と引き続き努力していく」とも述べた。(c)AFP