【10月14日 Xinhua News】第23回中国アイスクリーム・冷凍食品産業博覧会が12日、天津市(Tianjin)で開幕した。徹底した新型コロナウイルス対策の下、広さ3万平方メートルを超える会場には、アイスクリームのメーカーや生産設備、食品原料、印刷包装などの関連企業300社以上が出展、バイヤーなど関係者1万人以上の来場が見込まれる。

 博覧会組織委員会の許謙(Xu Qian)秘書長によると、中国はアイスクリームの生産・消費大国で、近年の年間生産量は500万トンに達している。新型コロナの発生以降も関連企業は困難に立ち向かい、特にここ数カ月は積極的に新製品を開発し、多様なマーケティングを展開することで市場の信頼感を高めているという。

 江西天凱楽食品の竜翔飛(Long Xingfei)董事長助理は、アイスクリームといえば以前は暑さしのぎの食べ物だったが、今ではスイーツという位置付けで、新型コロナ発生にもかかわらず市場規模は拡大し続けていると指摘。「今年発売した新製品はいずれも売り上げを伸ばしている」と語った。

 今博覧会は中国焙烤食品糖製品工業協会と天津貝克企隆展覧服務の主催で、会期は3日間。新型コロナ発生以降、中国のアイスクリーム業界が国家級の展示会を開くのは今回が初めてとなる。(c)Xinhua News/AFPBB News