【10月14日 Xinhua News】中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会法制工作委員会の臧鉄偉(Zang Tiewei)報道官は12日の記者会見で、法改正により刑事責任年齢を見直す方針を示した。中国ではここ数年、低年齢の未成年者による重大な犯罪事件がしばしば発生し、社会の強い関心を集めている。

 臧氏は低年齢の未成年者の犯罪について「簡単に責任を負わせることも罪に問わないこともできない」と強調。まもなく全人代常務委に上程される刑法第11次改正案草案の第二次審議稿ではこの二つの考えのバランスを取り、特定の状況の下で特別な手続きを経て刑事責任年齢を個別に引き下げるとともに、刑法と未成年者犯罪防止法の改正に関わる問題を統一的に考慮し、特別矯正教育との整合性を図る考えを示した。(c)Xinhua News/AFPBB News