【10月14日 Xinhua News】中国の内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)文物考古研究所はこのほど、同自治区アルシャー左旗で、中央部がくびれて砂時計形をした青銅器時代後期の墓を発見したと明らかにした。

 墓は石で囲いが築かれ、四隅に角石が立てられていた。囲いのくびれ部分からは1人を埋葬できる大きさの竪穴墓が見つかった。

 同様の形式の墓は紀元前1300~同800年ごろに多くみられ、主に中国とモンゴルのゴビ砂漠に分布している。

 今回見つかった墓は、規模が大きく、構造もよく保存されていることから、同様の形式の墓葬の年代区分や文化の内容・属性に対する認識を深める上で役立つという。中国の農業・牧畜交錯地帯における文化交流や人の集団の融合を研究する上でも重要な手がかりになる。(c)Xinhua News/AFPBB News