【10月13日 AFP】20MLBは12日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)はマヌエル・マーゴット(Manuel Margot)が3点本塁打に加えてピンチで好守を見せ、4-2でヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に勝利した。

 26歳でドミニカ共和国出身のマーゴットが、初回に中堅スタンドへ約123メートルの打球をたたき込み3点を先制したレイズは、7回にマイク・ズニーノ(Mike Zunino)のソロ弾で追加点を挙げると、9回には満塁とされながらも逃げ切った。

 この勝利でレイズは、球団23年の歴史で史上2度目となるワールドシリーズ進出へあと2勝と迫っている。

 マーゴットは走者を二、三塁に置いた2回、目を見張るような好捕でアウトを奪った。右翼線に上がった打球を追いかけたマーゴットは、捕球をすると同時にフェンスにぶつかると、頭からその向こう側へ落下。それでもすっくと立ちあがり、グローブを掲げて捕球をアピールした。

 試合が行われたペトコ・パーク(Petco Park)を本拠地とするサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)所属時に、中堅手としてプレーしていたマーゴットは「ここでやっていた時、右翼手はしたことがないんだ」と語り、「危ないプレーになるとは分かっていたけれど、捕球しなくてはならなかった」とコメント。大丈夫だったかと問われると「脚にちょっとかすり傷ができたよ」と応じた。

 レイズは先発のチャーリー・モートン(Charlie Morton)が、5回を投げて5安打、1死球、無失点の好投。ブルペン陣はこの日も見事な投球で失点を2に抑えると、最後はニック・アンダーソン(Nick Anderson)が満塁のピンチを抑え切った。

 アストロズは6回にカルロス・コレア(Carlos Correa)がソロ本塁打を放ったが、今シリーズ2試合での残塁が21を数えている。(c)AFP