【10月12日 AFP】20MLBは11日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が開幕し、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)が2-1でヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に先勝した。

 投手層の厚さと守備力を備えるレイズは、5回にマイク・ズニーノ(Mike Zunino)の適時打で勝ち越すと、ディエゴ・カスティーヨ(Diego Castillo)が終盤2度の逆転のピンチをしのぎ、シリーズ初戦をものにした。

 初回にホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)のソロ本塁打でアストロズの先制を許したレイズは、4回にランディ・アロサレーナ(Randy Arozarena)のソロ弾で同点に追いついた。

 さらにレイズは5回、四球を選んだウィリー・アダメス(Willy Adames)がゴロアウトの間に二塁、三塁へと進むと、ズニーノの中堅への適時打で決勝点を挙げた。

 レイズ先発のブレイク・スネル(Blake Snell)は、5回を投げて6安打2四球1失点。その後、中継ぎのジョン・カーティス(John Curtiss)とライアン・トンプソン(Ryan Thompson)がそれぞれ1イニングを零封した。

 それでもアストロズは8回に4番手のアーロン・ループ(Aaron Loup)の死球で走者を出すと、暴投や安打も絡み1死満塁のチャンスをつくり出した。

 これを受けてレイズはカスティーヨを投入すると、その1球目に投じた97マイル(約156キロ)のシンカーでユリエスキ・グリエル(Yuli Gurriel)を併殺打に打ち取ってリードを守った。

 さらに9回にカスティーヨは1死からジョシュ・レディック(Josh Reddick)に単打を許し、ジョージ・スプリンガー(George Springer)のゴロの間に走者を得点圏に進められたが、最後はアルトゥーベを三振に切って取った。

 これでレイズは、7回終えてリードして迎えた試合での連勝を60に伸ばしている。

 アストロズは4年連続の優勝決定シリーズ出場に対し、レイズはワールドシリーズ進出の懸かる今シリーズでのプレーは球団史上わずか2度目となっている。(c)AFP