【10月12日 Xinhua News】中国浙江省(Zhejiang)の義烏(Yiwu)西駅で10日午前、輸出貨物70TEU(20フィートコンテナ換算)を積んだ中国と欧州・アジア諸国を結ぶ国際定期貨物列車「中欧・中亜班列」が出発し、ベトナムの首都ハノイに向かった。同省と東南アジアを鉄道で結ぶ国際物流ルートの開通は初めて。義烏発着の中欧・中亜班列は13路線目となる。

 同列車は、長江デルタ地域(上海市、江蘇省、浙江省、安徽省)で製造した電子製品部品やカラー鋼板、プラスチック製品などを運ぶ。広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)の憑祥市(Pingxiang)から出国し、ハノイのイエンベン駅に向かう。総延長は2168キロ。同路線は今後、貨物需要が一定規模となり、運行モデルが確立するのを待って週1便の定期運行へ移行する。

 義烏を発着する中欧・中亜班列の今年の運行本数は9日時点で662本。輸送量は5万4710TEUと前年同期の約2・4倍となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News