【10月12日 AFP】仏パリで11日、歴史地区にある世界的に有名なルーブル美術館(Louvre Museum)近くの柱にナチス・ドイツ(Nazi)の「かぎ十字」をスプレーで描いたとして、男が逮捕された。検察が明らかにした。

 赤いスプレーで描かれた「かぎ十字」は11日早朝、パリ中心部のリボリ通り(Rue de Rivoli)沿いで見つかった。通行人が写真を撮り、ソーシャルメディアに投稿した。

 パリ市長室のツイッター(Twitter)の投稿によると、保安要員が容疑者の男を逮捕し、検察が器物損壊容疑で捜査を行っているという。

 ジェラルド・ダルマナン(Gerald Darmanin)内相は、「パリ中心部に不快なナチスのかぎ十字」が描かれたと嘆く一方、保安要員の速やかな対応を称賛した。

 パリ市役所は、「清掃チームが現場に急行し、こうしたメッセージの痕跡をすべて消去する」と発表した。

 消息筋によると、容疑者の男は1989年生まれで、ジョージア出身だという。(c)AFP