【10月11日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2020)は10日、第8ステージ(ジョビナッツォからビエステ、200キロメートル)が行われ、大逃げから単独での抜け出しに成功したイスラエル・スタートアップネーション(Israel Start-Up Nation)のアレックス・ドーセット(Alex Dowsett、英国)がステージ優勝を飾った。

 ドーセットは、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のサルヴァトーレ・プッチオ(Salvatore Puccio、イタリア)やロット・ソウダル(Lotto Soudal)のマシュー・ホームズ(Matthew Holmes、英国)らに1分以上の差をつけてフィニッシュラインを切り、チームにワールドツアーのステージレース初勝利をもたらした。

 ドーセットは他に逃げ集団を形成した5人を残り20キロで置き去りにし、専門とするタイムトライアルかのようなフィニッシュを飾った。ドーセットは2015年にアワーレコード(1時間の走行距離)の世界記録を樹立した実績がある。

 総合争いでは、ドーセットから約14分遅れの17位でフィニッシュしたドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のジョアン・アルメイダ(Joao Almeida、ポルトガル)が、第9ステージの山岳ステージ(サンサルボからロッカラーゾ、208キロメートル)を前に総合首位のマリア・ローザ(ピンクジャージー)を守っている。(c)AFP