【10月11日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が10日、週末3日間の日程でのレース開催はもう必要ないと話した。

 この日第11戦アイフェルGP(Eifel Grand Prix 2020)予選でフロントローを独占した二人は、霧と雨で中止になった9日のフリー走行に関する質問に回答。ハミルトンは「金曜日に走る必要はないと思う」と話し、歴代最多を更新する97回目のポールポジションを逃したのは練習が足りなかったからではないかという意見を否定して「自分としては問題なかった」と答えた。

 ハミルトンに0.2秒以上の差をつけて今季3回目、通算14回目のポールを獲得したボッタスも、現代のF1はフリー走行に時間をかけすぎだという印象を持っている。

「今のところ、普段の週末はプラクティスが多過ぎだと感じる」「今は運転とマシンの設定に関して、誰もが最適なものを見つけられるようになっている」「しかし練習を減らせば、そこをうまくやれるチームとドライバー、そうじゃないドライバーとで差がつくかもしれない。だから、自分としては練習はもっと少ない方が良い」

 想定外の2日間の日程に変更されたことで、アイフェルGPは図らずも第13戦エミリアロマーニャGP(Emilia-Romagna Grand Prix 2020)のリハーサルの役割を果たすことになった。11月1日に決勝が行われる同グランプリでは、90分間のフリー走行が1回だけ行われる予定になっている。(c)AFP