【10月11日 AFP】ブラジル保健省は10日、同国の新型コロナウイルスによる死者が、3月に最初に報告されて以来15万人を超えて15万198人になり、累計感染者は508万2637人になったと発表した。

 世界の国の中でブラジルの死者は、これまでに21万3000人以上が死亡した米国に次いで2番目に多く、感染者は米国、インドに次いで3番目に多い。

 中南米は10日に新型コロナウイルスによる死者が36万人、累計感染者が1000万人を超えた。各国の公式統計によると、中南米は世界の地域別で最も死者が多い。

 ブラジルで新型コロナウイルスによって死亡する人は、今年夏に2か月にわたって1日平均1000人前後でほぼ横ばいとなり、徐々に減る傾向をみせている。しかし専門家らは、欧州やアジアと比較するとブラジルの死者減少のペースは遅く、ブラジルはまだ流行の第1波のさなかにある可能性があるとしている。(c)AFP