【10月11日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)は10日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ4では、スペインがミケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)のゴールでスイスに1-0で勝利した。

 普段はレアル・マドリード(Real Madrid)のBチームに当たるカスティージャ(Real Madrid Castilla)が使用するエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノ(Estadio Alfredo di Stefano)でスペインは、14分にレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に所属するオヤルサバルがゴールネットを揺らした。

 後方から果敢にボールをつなごうとしたスイスだったが、GKヤン・ゾマー(Yann Sommer)のパスを受けようとしたキャプテンのグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)が足を滑らせると、すかさずミケル・メリーノ(Mikel Merino)がプレスをかけ、こぼれたボールをオヤルサバルがフィニッシュした。

 オヤルサバルには52分にも決定機が訪れた。ラインコントロールを誤ったスイスに対し、スペインはヘスス・ナバス(Jesus Navas)が速いクロスを送ると、ゾマーが触れることしかできなかったボールはオヤルサバルの足元に。しかしシュートは枠を捉えられず、追加点とはならなかった。

「勝って3ポイントを積み上げることができ満足している」と勝利を喜んだオヤルサバルは、「スイスは強力なチームで、ボールプレーを好み、彼らにしては少ない勝ち点しか得ていないことは分かっていた」と続けた。

 無敗記録を14試合に伸ばしたスペインは、マドリードでは1987年以降20試合負けていない。ルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、「簡単な試合ではなかったし、特に流動性という面では十分ではなかった」と試合を振り返った。「ハードなプレスで得点を挙げ、その後も試合を決める決定機を作ったが運がなかった」

 開幕戦でドイツとアウェーで1-1で引き分けたスペインは、続いてウクライナに4-0で勝利しており、現在グループ4の首位に立っている。13日にはウクライナと再び戦う。(c)AFP/Luke PHILLIPS