【10月11日 AFP】20F1第11戦アイフェルGP(Eifel Grand Prix 2020)は10日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が最後のアタックでコースレコードを更新してポールポジションを獲得。0.256秒差の2番手にはルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が続き、メルセデス勢がフロントローを独占した。

 9日のセッションが濃霧で中止になったため、予選はフリー走行を1回のみ実施した後に行われ、厳しい寒さの中ボッタスは1分25秒269を計測し、僅差でハミルトンを振り切った。

 第10戦ロシアGP(Russian Grand Prix 2020)を制し、年間首位を独走しているハミルトンとのポイント差を44点に縮めたボッタスは、今季3度目、キャリア通算14度目のポールポジション獲得が、年間王者獲得への望みにつながることを期待している。

 ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏が持つ史上最多記録に並ぶF1通算91勝目に王手をかけているハミルトンは、Q3でベストラップを計測するもボッタスには届かず、2番グリッドから快挙達成を目指すこととなった。

 「ブラックアロー」の2台にプレッシャーをかけ続けたレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が3番手につけ、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)、レッドブルのアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)が4番手と5番手に続いた。

 6番手と7番手にはダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)とエステバン・オコン(Esteban Ocon)のルノー(Renault)勢が入り、以下はマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)、レーシングポイント(Racing Point)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、マクラーレンのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が続いた。(c)AFP