【10月12日 Xinhua News】中国電子商取引(EC)大手アリババグループ(Alibaba Group)と、傘下で電子決済サービス「支付宝(アリペイ、Alipay)」などを運営する螞蟻科技集団(アントグループ、Ant Group)は9日、上海市政府と戦略的提携協定に調印した。アリババグループと同市政府の戦略的提携は2015、18年に続き3回目。

 協定によると、同グループは傘下の「支付宝」や生鮮食品スーパー「盒馬鮮生(フーマー・フレッシュ)」、生活関連サービス「本地生活」の本部と、アリババ上海研究開発センター、アリババニューリテールセンター、螞蟻科技集団科学技術センターを上海に設立する。これらの本部とセンターは同グループのエコシステムで重要な役割を担っている。

 アリババグループの張勇(ダニエル・チャン、Daniel Zhang)董事局主席兼最高経営責任者(CEO)は、アリババグループと螞蟻科技集団が今後3年間、産業インターネットやフィンテックなど一連の協力プロジェクトを通じ、上海市の発展に全面的に参与すると説明。この日締結した戦略的提携協定を新たな起点とし、今後もデジタル化発展のチャンスをしっかりと捉えていく考えを示した。(c)Xinhua News/AFPBB News