【10月13日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)オルドス市オトク旗にあるアルジャイ(阿爾寨)石窟は、北方の草原地域でこれまで発見された石窟群の中で最大規模を誇る。寺院、石窟建築、摩崖造像・石刻造像、壁画、彫像、彫刻を一体とした仏教芸術の宝庫としても知られ、石窟65カ所、浮彫石塔22基などが残されている。

 壁画には遊牧民族の移動式住居「ゲル」、騎射、狩猟、葬儀の風習などのシーンが描かれていることから、「草原の敦煌」の異名を持つ。同旗政府は2018年にアルジャイ石窟の壁画保存プロジェクトを開始。敦煌研究院に修復を依頼した。同研究院は現在、すでに壁画が残る石窟10カ所の修復を完了しているという。(c)Xinhua News/AFPBB News