【10月10日 AFP】フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)によると、同国における年間の食用ガエル消費量は4000トン(2017年調べ)に上るという。

 しかし、同国における食用ガエル養殖の先駆者、パトリス・フランソワ(Patrice Francois)さんは、「国内で消費されるカエルのうち、生のカエルはトルコから、冷凍ガエルはアジアからなど、99%が外国からの輸入物だ」と話している。

 フランスでは食用になるカエルは2007年以降、保護種に指定されており、野生の食用ガエルの商業用の捕獲は禁止されている。

 フランソワさんは、ドローム(Drome)県にある養殖場で、10万匹のカエルを育てている。

 フランソワさんのカエルは三つ星レストランからカジュアルなビストロまで、多くの店で提供されているが、メード・イン・フランスの生のカエルのもも肉は、現在も希少だという。(c)AFP