【10月9日 AFP】米当局は8日、民主党のグレッチェン・ウィットマー(Gretchen Whitmer)ミシガン州知事(49)を拉致し、「内戦」を引き起こす計画を企てたとして、右派武装組織のメンバー2人を含む13人を逮捕したと発表した。

 ウィットマー氏は、拉致計画を阻止した警察などに感謝するとともに、ヘイトグループ(憎悪団体)を糾弾しないドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領を強く非難した。

 ミシガン州のダナ・ネッセル(Dana Nessel)司法長官は、ウィットマー氏拉致計画について、「深刻で現実味のある脅威」だと述べた。

 ミシガン州西部地区の連邦検事、アンドルー・バージ(Andrew Birge)氏は、ウィットマー氏を別荘から拉致することを計画した男6人について、連邦犯罪に問われると説明した。

 バージ氏によると、容疑者らはウィットマー氏の自宅を監視し、警察の注意をそらすための簡易爆発物のテストまで行っていたという。

 米司法省によると、容疑者らは7日、「爆発物の購入資金を出しあい、ミリタリー装備品の受け渡しをする」ために集まっていたところを、米連邦捜査局(FBI)の捜査官とミシガン州警察に逮捕された。

 ウィットマー氏は今年、新型コロナウイルス対策の厳格なロックダウン(都市封鎖)を実施したことでトランプ氏から繰り返し攻撃され、ミシガン州の州都ランシング(Lansing)では右派武装組織によるロックダウンへの抗議デモが行われた。

 トランプ氏は4月、「ミシガンを解放せよ!」とツイッター(Twitter)に投稿していた。

 映像は、米連邦捜査局が家宅捜索を行ったミシガン州の家屋で、男性が割れたガラスを撤去する様子。(c)AFP/Chris Lefkow