【10月9日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2020)は8日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第4シードのソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)は第7シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)を6-4、7-5で下し、決勝進出を果たした。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で2度優勝し、自身3度目の四大大会(グランドスラム)制覇を目指していたクビトバにストレート勝ちしたケニンは10日、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)に続く今季グランドスラム2勝目を懸け、19歳のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)と対戦する。

 シフィオンテクは同日の準決勝で予選勝者のナディア・ポドロスカ(Nadia Podoroska、アルゼンチン)に6-2、6-1で圧勝し、ポーランド人女子としては81年ぶりに全仏オープンの決勝に勝ち進んだ。

 ケニンは「ベストの状態でなくてはならないことは分かっていた。とても幸せで、自分を誇りに思う」とコメントした。

 第2セットを5-4としてサービングフォーザマッチを迎えたケニンはブレークを許したが、続くゲームでブレークバックし、そのまま試合を締めくくった。

 女子では2016年に全豪オープンと全米オープン(US Open Tennis Championships)を制したアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)以来となる、1シーズンでのグランドスラム2勝を目指す21歳のケニンは、「オーストラリアで優勝し、今週も本当に難しい試合をこなしてきたから自信になる」と語った。

「この瞬間を満喫して、あすから決勝の準備を始める」 (c)AFP/Martyn WOOD