【10月9日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の選挙陣営は8日、トランプ氏が民主党の大統領候補ジョー・バイデン(Joe Biden)氏とのテレビ討論会を今後2回とも対面で行うことを求めていると表明した。トランプ氏は、オンライン形式での討論会開催を拒否した上で、最終討論会を投票日のわずか5日前に行うよう要求。バイデン陣営は日程変更には応じない構えを示した。

 候補者が有権者からの質問に答える「タウンホール形式」での開催となる第2回討論会は今月15日、最後となる第3回討論会はその1週間後の22日に行われる予定。しかし、今も新型コロナウイルス感染症の治療を続けるトランプ氏が第2回討論会のオンライン移行を拒否したことにより、開催日程は不透明となった。

 トランプ陣営のビル・ステピエン(Bill Stepien)選対本部長は、対面かつタウンホール形式の討論会を22日に実施し、「それに合わせ、第3回討論会を1週間遅らせて10月29日に行うべきだ」と主張。一方、バイデン陣営のケイト・ベディングフィールド(Kate Bedingfield)選対副部長は、討論会の日程はトランプ氏が決めるものではないとして、トランプ陣営の要求を拒否した。(c)AFP