失われた都城、後金の東京城を探訪 遼寧省
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【10月10日 Xinhua News】中国清王朝の前身は、遼東地方(現在の遼寧省(Liaoning)南東部)で勃興した後金(こうきん)で、勢力拡大の過程で2度遷都した。興京(こうけい、撫順市新賓満族自治県)、東京(とうけい、遼陽市文聖区)、盛京(せいけい、瀋陽市(Shenyang))の三つの都城を築き、歴史上「関外三京」と呼ばれる。
中でも東京城は完成時に太祖ヌルハチが自ら命名し、400年近い歴史を持つ。城郭と城内の汗王宮や八角殿、娘娘(にゃんにゃん)廟などの建物の多くは、長年放置されたため既に倒壊しており、八つの城門の一つ、南側の正門(天祐門)の一部のみが残る。城内で発掘された石碑や扁額(へんがく)、宮殿の遺物は、遼陽市博物館が収蔵している。(c)Xinhua News/AFPBB News