【10月8日 AFP】ロシア内務省は7日、ベラルーシの野党指導者スベトラーナ・チハノフスカヤ(Svetlana Tikhanovskaya)氏(38)を指名手配したと発表した。同氏は「刑事責任」を問われているという。

 8月のベラルーシ大統領選でアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領を破ったと主張しているチハノフスカヤ氏は現在、欧州連合(EU)加盟国の隣国リトアニアに滞在している。

 ロシアのメディア各社は警察筋の情報として、「ロシア・ベラルーシ連合国家」の枠組みに基づき、チハノフスカヤ氏の名前がロシア当局の指名手配リストに自動的に追加されたと報じた。ロシア通信(RIA)によると、同氏は権力掌握などベラルーシの国家安全保障を損なう呼び掛けを公然と行ったとして、ベラルーシ国内で刑事責任を問われているという。

 だが、ベラルーシ政府からは現在のところ、同氏を指名手配したとの発表はない。(c)AFP