【10月8日 AFP】新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的な大流行)で落ち込んだ観光セクターの回復を模索するアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(Dubai)で今週、改修工事を終えたサファリパークが約2年半ぶりに営業を再開した。

「ドバイ・サファリ・パーク(Dubai Safari Park)」は2017年12月にオープンしたが、その5か月後に「施設の改良」を理由に突然閉鎖した。かつてのごみ捨て場に建設された同パークは、119ヘクタールの広さを誇る。

 営業再開に先立ち、経営陣の変更の他、取り扱う動植物の個体数が増やされた。園では現在、3000匹近くの動物が飼育されているという。

 石油が豊富な湾岸地域において、最も多角的な経済を見ることができるドバイだが、ここ最近は新型コロナウイルスの影響で大きく低迷している。

 観光業は長い間ドバイ経済の主軸となっており、昨年の訪問者数は1600万人を超え、今年もパンデミックで渡航制限が敷かれる前は2000万人を目指していた。

 映像は4日撮影。(c)AFP