【10月8日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長に対する不信任投票の実施が決まったことが、7日に明かされた。

 不信任投票を主導するグループによれば、バルトメウ会長の退陣を求める署名は前月に1万6250の必要数を突破し、これらが有効であることが正式に証明されたという。会長を引きずり下ろすには、不信任投票で3分の2以上の票が必要となる。

 バルトメウ会長に対する風当たりは強くなっているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による懸念や制限により、会員に投票させるのは難しい可能性もある。

 不信任投票が行われる場合は、バルトメウ会長は辞任を検討しているとも報じられていた。

 バルセロナの会長選挙は、当初予定されていた来年3月よりも少し早い1月か2月に行われる見通しだが、バルトメウ会長は立候補の意思を示していない。

 バルトメウ会長の退任は、今夏退団を試みた主な理由にクラブの運営方法を挙げていたリオネル・メッシ(Lionel Messi)の去就にも影響を与える可能性がある。

 次期会長候補のビクトル・フォント(Victor Font)氏は、自身の出馬とメッシの元チームメートであるシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)氏の指揮官招聘(しょうへい)はセットだとしてきたが、今週にはロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督を続投させ、シャビ氏が他の役職に就く可能性も示唆している。

 同チームの元会長で、2008年にジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督を指揮官に抜てきしたジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)氏も立候補している。(c)AFP